既存エンジニアがiOS開発を始めるには:準備編
先日、エンジニアの友人と話したところ、
「プライベートでiOSアプリを一緒に作ろう」
って盛り上がった。
友人はMacbookAirは持っているが、
Objective-Cプログラミングをした事は無いとの事。
思いの他盛り上がったので、
役に立つような情報まとめたいと思い、
記事にしました。
「ゼロから始めるiPhoneアプリ」といった記事は多いが、
プログラミング経験があるエンジニア向けに書かれた記事はあんま見た事ないので、
そんなスタンスで書いてみようかと。
ある程度プログラミング経験がある人を想定しています。
細かい技術の部分には触れず、概念的な物がイメージが伝わり、
ぐぐる際にキーワードを思い浮かべれるような記事を目指します。
自分のiOS開発経験
全部合わせて半年ぐらい期間。
記事を書く上での参考までに、やった事ある内容をあげてみる。
倉庫ピッキングiPadアプリ
仕事での開発した、業務用アプリ(AppStore非公開)。
倉庫でのピッキング時、ピッキング個数をリアルタイムで表示する。
構成としては、DBと通信するAPサーバ(Java)+iPad
iPadがHTTPリクエストするとXML形式でデータが戻って来て、
このデータを解析してiPadの画面に表示する。
→Objective-Cのみで実装する、
通称ネイティブアプリ
証券取引iPhone用アプリ
仕事で作成した個人向けアプリ(AppStore公開予定)。
証券会社の株取引を行う。
HTMLを埋め込む形式で、それの外枠部分をのObjective-Cで開発。
→Objective-Cの中にHTMLを埋め込む事で実装する、
通称ハイブリッドアプリ
地図アプリ
プライベートで開発した個人向けアプリ(AppStore公開予定)。
地図を使用して目的地を指定し、そこまでの所要時間を計測する。
→Objective-Cのみで実装した、
通称ネイティブアプリ
必要な物
結論から言うと、そこそこ最近のMacさえ有ればおk。
Mac
統合開発環境であるXcodeを使うのに必要。
Macの種類はなんでもイイと思う。
Mac MiniでもMacbookAirでも。
スペックある機種の方がXcodeさくさく動いて気持ち良いと思う。
機種にこだわる必要はないけど、年式は気をつけた方がいいかも。
Xcodeを使用するにあたり、最新のMacOSを使うのが望ましいのだが、
あんまり古い機種だと最新MacOSに非対応の可能性あり。
Xcode
AppStoreから無料で落とせる。
容量が5GBぐらいあるので、落とすのに時間かかる。
いわゆる統合開発環境。VisualStudioやらEclipseみたいな。
Titanium等、Xcodeを使わずにObjective-C以外の言語で開発する環境もあるが、
環境構築やビルド等、変なところで躓いてもつまんないので、
Mac+Xcodeでやるのが無難だと思う。
iOSDevの有料登録
年間で一万円ぐらいかかるあれの事。
とりあえずなくてもOK。
登録してなくても、コード書いてエミュレータで動き見る事は出来るから。
実機デバッグ、アプリ公開には必要なので、
イイ感じにアプリが仕上がってきたら登録すれば良いと思う。
技術
Objective-Cが独特なので、特に優位になるような知識はないかも。
自分はVBA、VB.NET、C#、Javaの経験あったけど、
Objective-Cまるで別物に感じた。
CとかC++とかの経験が有ったら役に立つのかも。
あと継承とかのオブジェクト指向概念は知ってると良い。
あと英語詳しいと楽、Xcodeとか全部英語だからw
既存のプログラミング経験があんま生きないので、
みんなゼロスタートなんだよ、って事を言いたい。
やる気大事w
次回予告
次回は入門編として、
Xcodeを使い始めて具体的に躓きやすい箇所についてあげていきたい。